表紙のページヘ
飛ぶ鮎の底に雲ゆく流れかな 上島鬼貫
強い日ざしに清流はきらめきを増し、山々の緑はその濃さを深めます。鮎釣りの解禁ともなれば全国から太公望が集まる長良川。日本屈指の清流です。

現在でも多くの川魚漁師がこの川で生計を立て、長良川ならではの釣り文化を育て上げました。なかには、郡上竿、郡上魚篭(びく)のように工芸品の域にまで達しているものもあります。

ひとくちに鮎といいますが、6、7月は若鮎、8月になれば豊潤な味わいとなり、9月は子持ち鮎とその時々に味覚を変えて楽しませてくれます。

激流を溯り、はるかに旅してきた鮎たちにはいとおしさというか、いつくしみさえ感じます。

せめてその美しい姿をそこなうことなく、風味そのままにお客様の前にお出しする。そのことがこの地で鮎料理にたずさわる者としての使命のようなものと思います。

もうひとつの夏の風物詩といえば郡上おどり。今年の郡上おどりは7月12日から9月の6日まで。夏の夜空の下、川のせせらぎの音に重なるように聞こえてくる哀調をおびた節まわしと下駄の音。

江戸時代に士農工商の融和をはかる目的ではじまった踊りですから、遠来のお客様も気軽に踊りの輪に参加できる楽しさがあります。

日によってはすでにお泊りのご予約を承れない場合もございますが、ゆっくりと夏の味覚と情緒を満喫なさるには、人の少ない時期におでかけになるのもよろしいかと存じます。ぜひ一度お問い合わせくださいませ。

吉田屋の鮎料理

郡上鮎会席 (料理茶屋いろりの個室をご用意いたします。ご予約が必要です。)

「山雅」   12000円
「清流」     9000円

いずれも奉仕料込み税別のおひとりさまのお値段

鮎づくし(うなぎの美濃錦の夏のメニューです。)              7000円